高2の時に書いた星新一風のショートショート晒す

 

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1: 以下、VIPがお送りします 2014/06/25 22:51:45.18 ID:ruPS3DYL0

「新事実」

ある時、一人の男が突然死んだ。死因は不明だった。
ただ、死ぬ直前に大声で笑いながら五回ジャンプして椅子に座った途端死んだという。

問題はそれを真似した者が次々死んだということである。
興味本位で試した者は全員死に、そのふざけた動作と突然死の直接の関係があることが証明されると、ついには国の研究機関が動いた。
死んだ者の体には何の怪我も内臓の損傷もなく、ただ心臓が止まって死んでいるのであった。
ただ死の瞬間脳波に異常が現れることは明らかになったが、それ以上は不明であった。
この事実は世界各国のニュースで報道され、一連の動作を絶対に行わないこと、
また人に強要した場合は殺人罪が適用されること、が新たな常識として人々に広まった。

子供が面白がって行い、死ぬ事件も多発したため、教育ではこの動作を行うことを人間の最大の罪として子供達に教え込み、
またこの動作で手軽に自殺が行える事から、この動作をしている人間を止める事が推奨されるようになった。

「『大声で笑いながら五回ジャンプして椅子に座ると死ぬ』は人間の新たな特徴である」事が新たに人類に発覚したのである。

「ついに人間が気づいたぞ!」「これは面白い、よく見つけたものだ」
「いや、俺の『目をこすりながら熊と戦うと背中に羽が生える』は絶対に見つけられないね!」
「何言ってる、丁度いいくらいの難易度がいいんだろう」
天の上の神々はそう言って笑った。