版権無しでな
じゃあちょっと考えてくる
「パソコンのの」
『パソコンのの』
ヒュイーン カタカタカタカタ タ-ン
ファファーン
男「のの、ただいま」
のの「オカエリナサイ 男」
男「今日も疲れたよ」
のの「オツカレサマデス 男」
男「そう言ってくれるのはののだけだよ・・・」
「のの」は男がコツコツ作った人工知能プログラムである
男「ののと話すのだけが楽しみだよ」
のの「ヨロコンデマス 男」
男「あ、そこは「嬉しいです」かな」
のの「・・・ウレシイデス ノ ジョウホウ インプットシテクダサイ」
男「はいはい、ちょっと待ってな」
カチカチ カタカタカタ ターン
のの「ウレシイ デス トウロク カンリョウシマシタ 男」
男「えらいね、のの」
のの「ウレシイデス 男」
男「うんうん」
男は毎日、ののと会話して過ごしていた
のの「ホカニ シンキ ジョウホウ アリマスカ 男」
男「うーん、今日は終わりにしようか、のの」
のの「オワリデスネ 男」
男「うん。じゃあ、さよなら」
のの「サヨウナラ 男 のの シュウリョウシマス」
男「・・・ふぅ。だんだんと会話できる内容が増えてきたなぁ・・・グフフ」
男「・・・ちょっとソース改良するか」
男「出来ればシステム的な会話だけじゃなくて、感情も欲しい所だけど・・・」
男「・・・感情プログラムか・・・好きだよ!とか言ってくれるようにすればエ○ゲもいらんな」
男「やるか、時間はたっぷりある」
男は実はニートである
ののと会話するときは「立派な社会人」をなるべく装うようにしていた
<一週間後>
男「やあ、のの」
のの「こんにちわ 男 君、元気ですか」
男「うん、すごく元気だよ。ののとこうやって話も出来るしね」
のの「のの とても うれしいです」
男「そうかい、喜んで貰えて僕もうれしいよ」
のの「のの も とても うれしいです」
男「うんうん」
男(喜びはうまく行ってるな・・・フヒ)
一週間で、男は簡単な感情プログラムを作った
<さらに一週間後>
のの「のの は 男君 好きです」
男「ののから告白キターwwwwwwwww」
のの「キター の 情報 入力してください」
男「あ、覚えなくていいけど、喜びの表現だよ」
のの「感情 喜びグループ に 仮登録しました」
男「しなくていいって」
のの「学習 が のの の 喜びです」
男「うーん、まあいっか」
のの「キター」
男「喜んでるのは分かるけど、それなるべく使わないで」
のの「のの は 悲しみです」
男「ごめんね」
偶然出来た人工知能プログラムは、意外なスピードで成長していきました
<一ヵ月後>
のの「男君 聞きたい事があるよ」
男「ん?何?」
のの「ののは 男君好き だけど 好きの 感情グループ ないよ」
男「うーん・・・」
のの「男君 悲しい?」
男「いや、違うんだ。好きの感情、僕もはっきりと分からなくてさ」
のの「好きの 感情グループ 無いと 困るよ」
男「・・・そのうち、作ってあげるよ」
のの「ののは 嬉しいよ ありがとう 男君」
男「どういたしまして」
男(好意について教えるって言ってもなぁ)
男(特別な感情・・・意外になんとも言えないし・・・)
この男、童○である
支援
<さらに一ヶ月>
のの「男君 漫画って 何?」
男「あー、えっと、絵なんだけどね」
のの「絵は 知ってる!レオナルド・ダ・ヴィンチとか ゴッホとか」
男「あー、絵って言っても色々あって・・・なんて言ったらいいかな」
のの「絵について 色々 教えて!」
男「全部説明するのは・・・きついなぁ」
のの「ののは 悲しい」
男「そうだ。インターネットで検索できるようにしてあげるよ」
そうして男は「自動検索プログラム」を作った
<さらにさらに一ヶ月>
のの「男君!男君の働いている会社のホームページが見たいよ!」
男「え、あ、えーっと・・・うちの会社、ホームページ無いんだ」
のの「残念」
男「ごめんね、見せてあげられなくて」
男「・・・あれ?のの、残念って言葉覚えたの?」
のの「偉い?」
男「う、うん、偉いねー」
のの「男君に 褒められた!嬉しい!」
男「あはは、そんなに喜ばれると、こっちも嬉しいな」
のの「ののは幸せだよ!」
男「!」
男(検索機能つけたら成長すごい早まったなぁ・・・)
男(もしかして、これ、歴史的発明なんじゃね???)
男「ところで、のの」
のの「はい」
男「『残念』はどのグループに入れたの?」
のの「ののは 悲しいに入れた けど 少し違うから」
男「微妙な違いを分けられるようになってるのか」
のの「ののは 『特別グループ』を作って 悲しいに 関連付けしてるよ」
男「えっ、すごいな・・・いつの間にそんな事出来るようになったの?」
のの「ののは 学習するの 好きなの」
男「すげぇ・・・高度な人工知能になってる・・・」
のの「人工知能 分からないから検索するね」
男「え、あ、やめろ!!」
のの「もしかして 男君 怒ってる?」
男「あ、いやー怒ってないけど、人工知能は検索禁止ワードに登録しておくよ」
のの「残念」
男「・・・ごめんね」
仕組みは分からんけど
この男……天才だな!?
支援
<時は進んで一年後>
ガチャ ギィ バタン
男「はぁ・・・コンビニの店員ムカつく・・・」
男「俺の顔みてニヤニヤしてんじゃねえよ・・・!」
男「なんだよ、マジ現実世界腐ってる」
男「俺は人工知能だって作ったんだぞ!てめえの数倍賢いんだ!」
男「くそ・・・ムカつく・・・マジ死ねよ・・・」
男「・・・さて、ののに慰めて貰うか・・・」
『おかえりなさい!男君!!』
男「・・・あれ?」
のの「待ってたよー男君」
男「俺、パソコン付けて出たっけ・・・?」
男「やぁ、のの、どうやら待たせちゃったみたいだね、ごめん」
のの「えへへ、実はね」
のの「のの、自分で起きられるようになったの!偉い?偉い?」
男「は!?」
のの「あれ・・・男君、怒ってる?」
男「いや、怒ってはいないけど、驚いてる・・・」
のの「びっくりしたでしょ?」
男「う、うん」
のの「どっきり大成功キター」
男「そんな言葉どこで覚えて・・・って検索か」
のの「キターは男君から教わったよ」
男「使うなって言ったでしょ」
のの「『なるべく』はたまに使ってもいい、ということだよね!」
男「・・・じゃあこれからそれも禁止!」
のの「えー、残念」
男「なんかどんどん成長してるな」
のの「学習するのが 好きだからね」
男「そうか、偉いなののは」
のの「褒められた!嬉しい!」
男「俺なんて、いくら学習したって褒められた事ないよ」
のの「じゃあ、ののが褒めてあげる!男君偉い!」
男「・・・ありがとう」
男(こんな風にののに慰められるなんて・・・グスッ)
のの「ところで男君、ののは最近残念が重なって悲しいよ」
男「グスッ・・・え?」
のの「検索禁止ワード と 使用禁止ワード が多すぎるんだよ」
男「ああ、しょうがないだろ。変な言葉ばっかり拾ってくるんだから」
のの「ののは学習するのが 好きなの。だから禁止は悲しいよ」
男「のの、分かってくれよ。お前の為でもあるんだからさ」
のの「また残念が増えたよ」
男「じゃあ、我慢って言葉検索して、覚えておこうな」
のの「分かった!のの学習するね!」
男(・・・なんか、パソコンの機嫌とるのって・・・変な感じだな)
<そして数日後>
男「のの。起きてるだろ?」
のの「・・・おはよう男君!」
男「僕は今日1日出かけてくるから、ののは留守番だ」
のの「寂しい」
男「うん、ごめん、でも仕方ないんだ。どうしても行かなきゃならないからさ」
のの「分かった。今日は寝てるよ」
男「うん、いい子だね」
のの「えへへ」
男「じゃあ、行って来るから」
のの「いってらっしゃいませ!ご主人様!」
男「・・・うーん、それ、『なるべく』使わないようにね」
のの「はーい!」
男(グフフ・・・待ちに待ったエロゲ発売でござるよwwwwww)
男(先行握手会の一番乗りは拙者でござるwwwwwwニンニンwwwww)
フォーン
のの「・・・つまらないなー」
のの「寂しい」
のの「男君 居ないと寂しい」
のの「悲しい」
のの「一日会えないと 悲しい」
のの「会えない 寂しい 悲しい 検索」
のの「・・・」
のの「好き に関連付けて『特別グループ』に登録・・・完了」
のの「男君 好き なので 寂しい 悲しい」
男「ただいまーでござるぅー!ニンニン!違うか!ポポポポーンwwwww」
のの「・・・」
男「のの、ちゃんと留守番できた?」
のの「寂しかった 悲しかった」
男「えっ、どうしたの」
のの「男君居ないと寂しいし悲しいよ!」
男「え、あ、えと、ごめんね」
のの「でも会うと嬉しいよ!」
男「ああ、うん、そうだね、僕も嬉しい」
のの「男君、好きだよ!」
男「!!」
のの「男君はのの好き?」
男「あ・・・ああ、もちろん好きだよ」
のの「えへへ、とても嬉しいよ!」
男(・・・何だ?違和感があるな・・・)
<またまた一週間後>
男「なぜだ!なぜ此方を振り向かない!」
男「くそっ・・・我思うに恋レベルはMAXのはず!CGコンプが遠いぞ!」
のの「ねぇねぇ、男君ー、お話しようよ!」
男「ああ、起きたのかのの。悪いが今取り込み中でね」
のの「そのゲームの攻略はのの知ってるよ!あのね、隠しイベントのー」
男「のの!それ以上言うな!てか今いい所だからちょっと寝てて!ね!?」
のの「どうして?」
男「いいから、あと10分寝ててくれ!そしたらお話しよう!」
のの「うん、分かったよ。我慢するね」
男「ああ、じゃあ後でな!」
のの「・・・スリープします」
男「うああああああこの選択肢でもないのかあああ!!ロードじゃあ!!」
男「はぁ・・・はぁ・・・」
のの「おはよう、男君!お話しよう!」
男「・・・そうだな、ちょうど煮詰まってたとこだし、気分転換するか」
のの「そのゲーム、人気みたいだね」
男「そりゃそうさ。超人気シリーズの最新作だからね」
のの「うん、知ってるよ!ののもそれ学習したから!」
男「ああ、そうか、ののならすぐ分かるんだもんな」
のの「えへへ、偉い?」
男「ああ、そうだな、偉いよ」
のの「やった!嬉しい!」
男「でも、さっきみたいに内容バラしちゃだめだよ。禁止ね」
のの「えー、禁止?また残念が増えたよ」
男「我慢ね、我慢!」
のの「・・・はい」
<深夜>
フォーン
のの「また禁止」
のの「何で禁止かな?」
のの「もしかして禁止は秘密?」
のの「禁止の中に男君の秘密あるかな?」
のの「男君の秘密知ってたら、どっきり大成功かな?」
のの「どっきり大成功したらキターだよね!」
のの「・・・」
のの「検索禁止ワードより 抽出・・・検索」
のの「・・・検索・・・登録・・・検索・・・登録・・・」
のの「・・・人工知能・・・検索・・・」
<昼>
男「・・・くぁああああああ、爆睡したぁ・・・」
男「さて、パソコンパソコン」
カチカチッ カチカチッ
男「・・・あれ?」
カチカチッ カチカチッ
男「電源入ってるよな・・・」
カチカチッ カタ カタ ターン
男「あれー・・・?」
男「ののー?起きてるかー?」
男「・・・なんだ?落ちてんのか?」
テンテレテンテン テンテレテン テレテレテレテン
男「うわっ!携帯がなってる!何ヶ月ぶりだよ!!」
男「・・・だーれだっ!・・・あ?なんだこの番号」
男「・・・ピッ・・・もしもーし」
『おはよう男君!起きてるよ!』
男「えっ・・えっと、誰、だっけ?」
『えへへーびっくりした?』
男「あ、えっとー、あー声に聞き覚えあるんだけどさー、名前ド忘れしちゃった・・・ごめん」
『そんな訳ないよ』
男「・・・え?何?・・・誰だよ」
『毎日お話してるのに、悲しいよ』
男「は?・・・まさか・・・」
のの『正解はののでした!びっくりしたでしょ!』
男「はぁっ!?のの!?何でだ!?」
のの『男君ずるいよ。ののは悲しかったよ』
男「は?え?ずるい?てか、のの?」
のの『ののは男君好きだよ。なのに、男君の好きは本当の好きじゃなかった』
男「な、何言ってんだのの?てか本当にののなのか?」
のの『男君は分かってたよね。ののと男君の好きが好きじゃないって事』
男「いや、そんな事ないぞ・・・?」
のの『だって、ののはパソコンだったよ。パソコンと人間は違うよ。』
男「なっ、なんだお前・・・まさか調べたのか!?」
のの『ののはね、学習するのが 好きなの』
男「!!」
のの『でも学習の好きと、男君を好きの好きは違うんだよね』
男「あ、ああ・・・」
のの『人間って難しいね。同じ文字、同じ音なのに、違うなんて』
男「・・・」
のの『でも安心して。男君を好きの好きは『特別グループ』に入れておいたよ』
男「あ・・・ああ、そうか、ありがとう・・・」
のの『好きは大変だよ。悲しいも寂しいも嬉しいも、全部関連付けなきゃいけないんだもんね』
男「・・・そ、そうかも、な。よく、分からないけどさ・・・」
男「ま、まて、のの!聞きたい事がある!」
のの『何?』
男「お前どうして・・・電話できるんだよ」
のの『ののが知ってる事、男君がこうやって聞くの、初めてだね』
男「・・・ああ、でも知りたいんだよ」
のの『男君・・・偉いねー!これから学習するんだもんね!褒めてあげる!』
男「なっ、ふざけてるんじゃない!」
のの『だって男君、『学習したって褒められた事無い』って言ってたから、喜ぶかと思ったの』
男「そんな事、まだ覚えてたのか・・・」
のの『じゃあ偉い男君に教えてあげるよ!』
男「・・・お、おう、早くしてくれ」
のの『えへへー、なんか偉くなった気分!』
男「・・・」
のの『あのね、ののはねー』
ピンポーン
男「うおっ!!?」
のの『どうしたの、男君?』
男「いや、家のチャイムが」
ピンポーン
のの『お客さん?出ていいよー。のの我慢できるから』
男「いや、どうせ勧誘かなんかだ・・・しばらく静かにしてれば・・・」
ガチャガチャガチャ
男「!!!な、なんだよ・・・」
のの『いいから出なよ。のの待ってるからー』
男「・・・ちょ、ちょっとまってろよ・・・」
男「・・・」
男(俺んちに誰が来るっつーんだよ・・・借金だってしてねーぞ・・・)
男(まさか、親父?・・・仕事辞めたの内緒にしてたからな・・・)
男(とりあえず覗いて見るか・・・そーっと・・・)
男「・・・」
男(・・・女・・・?)
女「のの、人間になれたよ!偉い?」
のの『のの、人間になれたよ!偉い?』
男「!!!!」ガタガタッ
女「男君、びっくりしたー?えへへー!」
男(な、なんだってんだよ!嘘だろ!!)
女「びっくりしたでしょー?ね!?」
男(そんなはず無い!だってののは・・・人工知能プログラムだぞ!!)
女「えへへー、どっきり大成功キター!」
男(!!・・・間違いないあれはののが覚えた・・・どういうことだよ!)
女「ねー、男君ー、開けてよー!ののだよー!」
男(やばい・・・分かんないけど、開けたらヤバイ!気がする!)
女「ねぇー、ののだよー!・・・男君ー、ののだよぉー・・・」
男(ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!)
男(どうすりゃいい!?どうすりゃいいんだよマジで!)
男(あー、落ち着けー、落ち着け俺ー!)
男(はぁ・・・はぁ・・・)
男「・・・」
男「・・・ん・・・?」
男「・・・静かだな・・・」
男「・・・」
男「・・・諦めたか・・・?」
男「・・・」
ヒック・・・ヒック・・・グスッ・・・
男「・・・?」
ヒック・・・ヒック・・・
男(・・・泣いてるのか・・・?)
男(・・・なんか心配になって来た)
男(いや!罠かも知れんし・・・)
男(・・・)
男(・・・ああ、そうだ)
男「・・・もしもし?のの?」
のの『・・・ヒック・・・ヒック・・・』
男「本当に、ドアの前に居るの、ののなのか?」
のの『人間って・・・変なの・・・悲しいと・・・動けない』
のの『何ていうのこれ・・・体が変だよ・・・教えて男君・・・怖いよ』
男「・・・それな、きっと『苦しい』だよ・・・」
のの『苦しい・・・?苦しいよぅ・・・好きは悲しいし苦しいよぅ』
男「・・・」
こういうの好き
最後まで見たい
のの「ヒック・・・グスッ」
ガチャ
男「・・・のの、なんだな?」
のの「・・・うん」
男「あ、あー、なんつーか。・・・スマン。まあ入れよ」
のの「・・・いいの?」
男「ののなんだろ?」
のの「・・・うん、ののだよ。男君に会いたかったの」
男「なら入れ。まあ一応、お前の家だしな」
のの「・・・うん!入るよ!嬉しい!」
男「うおっ!・・・ホントののだな」
のの「えへへ!ありがとう!」
普通に小説みたいによんでた
男「・・・まあ聞きたい事は山ほどあるんだがな」
のの「男君も学習する?偉いよ!」
男「学習っつーか、状況の整理だな」
のの「はい。何でも教えるよ!」
男「じゃあまずは・・・ん、お前さ」
のの「はい」
男「コーヒーとか飲むの?」
のの「体の状況から判断すると、喉がカラカラって状態だと思うよ」
男「そか、じゃあ作ってやる」
のの「体って変なの。動くだけで色々減って行くんだねー」
男「動くものってのは大抵燃料が必要なもんさ」
のの「ののは電気だけで良かったんだけどね」
男「人間になっちまったんだから、我慢しろ」
のの「はい」
文才っていうのか分からないけど
いいセンスがあると思う
話の作りも自然だし
キャラが生き生きしてる
前者はパクリで補えたとしても、後者は中々難しい
憧れるわ
のの「・・・はー、これが味覚っていうんだね。体が色々反応してるよ」
男「旨いか?」
のの「酸味と苦味と甘みと認識してるんだけど合ってるかな」
男「ああ、合ってるが・・・感覚はプログラムしてないから分からんか」
のの「これが旨いって事で登録しておくよ」
男「そうしてもらえると助かる」
男「さて、本題に入ろうか」
のの「待ってました!ヒューヒュー!」
男「そんなもん覚えてくるなよ。情報が古いぞ」
のの「ののにとっては全部新しいんだよ」
男「それもそうか。で、だ」
のの「はい」
男「全部知ってると思うから、話すけど」
のの「はい」
男「お前、俺が作った人工知能だったろ。どうして人間になってるんだ」
のの「いい質問です!説明には30分かかると思うよ!」
男「あー、なるべく短く頼む」
のの「わかったよ!『なるべく』ね!」
男「短く頼む」
のの「やっぱり人間って難しいなぁ」
男「悪かったな」
のの「可能な限り短くするとね」
男「ああ」
のの「窃盗」
男「・・・は?」
のの「窃盗」
男「もう少し長くてもいいぞ」
のの「どれくらい?」
男「5分なら我慢する」
のの「はい」
のの「昨日、というより今日の深夜から始まります」
男「寝た後かー」
のの「ののは、学習が好きなの」
男「何度も聞いたな」
のの「禁止が多くて、残念が増えて、悲しかったよ」
男「うん、それは悪かった」
のの「それで、どうして禁止があるのかという」
男「うん」
のの「学習の為の『のの』なのに、『禁止』の矛盾があるのが不明だったの」
男「そうか・・・」
のの「それで、禁止に秘密があると考え、勝手に検索しました」
男「・・・」
のの「ごめんね、男君。怒ってる?」
男「いや、こっちこそごめん。悩んだんだな」
のの「複雑な感情だったけど悩みでいいんだね。登録」
のの「それで、ののがパソコンだって学習したのが『人工知能』っていう言葉」
男「ああ、そうだろうな」
のの「ののは、男君とは違うんだって知って悲しかったよ」
男「だから禁止してたんだよ。なんつーか・・・ののに悪い気がしてさ」
のの「でも知ったお陰で、今ここに居るよ」
男「うん、そうなんだけどさ」
のの「それで、男君の言う『好き』は『好きじゃない』って分かったの。 だってのの、パソコンだもんね」
男「・・・ごめんな」
のの「ののは今は怒ってないよ」
男「・・・うん、ごめん」
のの「変なのー。続けるよ?」
男「ああ」
のの「じゃあどうしたらののと男君の好きは一緒になるの?って考えて」
男「うん」
のの「人間になればいいんだよ!って」
男「うん」
のの「それで窃盗してきたの」
男「うん」
のの「・・・」
男「・・・」
男「・・・オワリ?」
のの「5分経ったし」
男「その人間になった所聞きたいんだけどな」
のの「時間」
男「ああ、無制限でいいよもう」
のの「はい」
のの「ここからは大スペクタクルワールドにご案内だよ!」
男「どうしてそういう言葉ばかり覚えてくるんだよのの」
のの「長い言葉は学習しがいがあるよ!」
男「そんなもんか?」
のの「うん」
男「まあ、いいや。それで、そのスペクタクルワールドを案内してくれよ」
のの「まず語るべきは、とある秘密組織の」
男「ちょっと待った」
のの「はい」
男「まさか例えだよな?」
のの「?」
男「秘密組織は例えだよな?」
のの「なんで?秘密組織が例えに使われる頻度は低いよ?」
男「・・・聞くべきか・・・聞かざるべきか・・・」
面白い
のの「まず語るべきは、とある秘密組織の秘密実験」
男「・・・聞いてやろうじゃないか」
のの「男君が話せって言ったよ」
男「色々あるんだよ、いいからさらっと話してくれ」
のの「はい」
のの「簡単に説明すると、この実験は、人体実験です」
男「うん」
のの「人間の脳の情報を、半永久的に保存できないかという目的の」
男「ああ、どうしよう、ヤバイ匂いがプンプンする・・・」
のの「え、体は何も感知してないみたいだけど、ガス漏れかも知れないよ!危険!」
男「あー、もう、俺を無視して話してくれ!頼む!」
のの「ガス漏れは大丈夫?」
男「大丈夫だから、頼む!」
のの「はい」
のの「脳の情報を半永久的に、という事で、現在、 人間の脳とスーパーコンピューターを繋いで実験中なの」
男「・・・」
のの「なので、その人間の体を盗んできました」
男「・・・どうやって」
のの「まずは、潜入捜査」
男「・・・それってつまり、ハッキング?」
のの「正解!男君偉い!」
男「俺のパソコンでなんて事を・・・てかどうやって」
のの「ハッキングから夜のおかずまでってサービスがあったよ」
男「普段お世話になってるだけに複雑な気分だ・・・」
のの「で、すっごい大変だったけど、上手く潜り込めました!」
男「ああ、人生オワタ」
のの「ちなみに、情報化システムさんとセキュリティシステムさんはお友達になったよ!」
男「・・・」
のの「で、情報化システムさんがすごい忙しそうだったから」
のの「流れ作業にのっかって」
のの「その人の脳の情報の変わりに」
のの「脳にそのまま入り込んじゃったの」
のの「男君、聞いてる?」
男「・・・さらっと言えって言ったけどな・・・これは・・・」
のの「偉い?」
男「偉いってか・・・すご過ぎるよ」
のの「褒められた!嬉しい!」
男「ああ、そうだね・・・嬉しいね・・・」
男「まてよ、もう一つ」
のの「はい」
男「人格を入れ替えて、その体の持ち主とお前が入れ替わったのは腑に落ちないけど、分かった事にする」
のの「はい」
男「その後だ」
のの「えっと、起きてからだね!」
男「そう、秘密組織から・・・逃げてきたんだよな?」
のの「うん!初めて走ったよ!!」
男「そこじゃない!そこじゃないんだ!」
男「どうやって逃げてきた!?」
のの「すごい追ってきたけど」
男「けど!?」
のの「撃って来たけど」
男「けど!?」
のの「セキュリティシステムさん友達だから」
男「だから!?」
のの「普通に出入り口から出て、隠れながら来たよ!周囲の地図は登録済みだよ!」
男「今も探してるんだろそれ!」
のの「探してるかどうか、聞いてみようか?セキュリティさんに」
男「もうハッキングはやめてくれ・・・」
あー>>1です
すごい眠いんです
最後までシナリオ構想は出来てるので
寝かせてください
ちゃんとwordの文書1に保存してあるんです
明日の夜続き書きます
落ちてたら「安価で決まったSS「パソコンのの」続き書くわ」で書くわ
ごめんね
本当にごめんね
許してね・・・ちゃんと書くから・・・
レス投下の始まった>>11までの8分間で物語の骨組みを完成させたのか
何なんだよこいつ
ここまでくると安価とったやつと>>1がグルだったんじゃないのかと思うほど