【涙の体験談】俺が高校の時無口な彼女と付き合った話する

 

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1: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:18:04 ID:lCA
複雑な内容で文章がおかしくなるかもしれないけれど、聞いてくれる人がいるならしたい


 
2: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:24:29 ID:lCA
とりあえず書いていく。
僕がその女の子のことを知ったのは、高校に入学してしばらく経った5月くらい。
彼女が教材を紐で縛って持って帰っているのを電車内で目撃

 

3: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:26:36 ID:lCA

普通はカバンに入れるだろと思いながら、帰りの電車で見かけたら観察するようにしてみた。

その子とは同じ学年だったけど違うクラスだった。
ただし体育は合同授業だった。

しかし体育のある日にも体操服を持ってこずに、相変わらず教材を紐で縛って登校していた。

 

6: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:28:44 ID:lCA
僕は学校の前の駅から30分くらいの駅、彼女は僕の3つ後の駅だった。
(といっても、田舎のローカル路線だったから一駅感が5分くらい)

 

7: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:29:21 ID:lCA
ちなみにその時の時代は2010年くらい。
つい最近のことだ。

 

8: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:31:32
ほう

 

9: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:31:39 ID:lCA

僕は学校内で彼女の噂について情報収拾を始めた。

そこで得られた情報は以下

1 彼女が授業中の発言以外で話すところを見た人はいない
2 彼女は体育の授業を毎回休む
3 彼女は学校が終わると光の速度で帰宅する
4 彼女に恋人、友人はいない。

 

10: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:33:08 ID:lCA

ますます謎が深まるばかりだったので、僕はある日思い切って声をかけて見ることにした。

僕はその頃PC部に所属していた。
最初に何をいったかよく覚えていないけど、適当にクラブの勧誘みたいな感じだったと思う。
彼女は特に興味もなさそうに僕の話を聞いていた(聞いていたかどうかはわからない)

 

12: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:34:48 ID:lCA
その日、彼女は僕に一言も口をきいてくれなかった。
(その後、僕が初めて彼女に学校で声をかけた人であると彼女から教えられる)

 

13: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:35:50 ID:lCA
そのまま定期試験に突入し、2週間ほど会うことはなくなった。

 

16: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:38:41 ID:lCA

試験期間が終わって、また彼女を電車内で見かけたので、「試験どうだった・・・?」みたいな内容で声をかける。

あまり良くなかった。みたいな返答をされたことを覚えてる。
そこで初めて声を聞いた。

とても可愛かった。

 

17: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:40:43 ID:lCA

僕スペック

メガネ
身長:170
体重 50
太ってもないし痩せてもない

彼女スペック

アレルギーの関係でいつもマスク
目はとてもいい(視力2.0)
身長:160
体重:教えてくれたけど忘れた

 

18: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:41:37 ID:lCA
芸能人とかはよくわからないけど、艦これの春日丸(?)っていうキャラにびっくりするほど似てると思う。

 

23: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:47:46
容姿をアニメキャラで例えるのってなんなの
髪型が同じとかじゃなくて本当ににてんの?

 

24: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:48:38 ID:lCA
>>23
本当に似てる。あの絶妙な身長と、顔の表情(いつも同じような表情をしてる)びっくりしたもん。

 

19: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:43:46 ID:lCA
その後特に会うこともなかったけど、春の終わりに学校の主催する音楽祭が近所のコンサートホールであって、それに行かないかと誘って見た。
結果はOKだった(断られると思ってたから驚いた)

 

20: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:45:13 ID:lCA
学校帰りに一緒にいるところを他の生徒や先生に見つからないように裏道を通ってコンサートホールへ行ったのを覚えてる
でも結局帰りに見つかって、後日学校中で噂が流れたんだけどね。

 

21: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:46:26 ID:lCA
ここから日記をつけるようになったから、その日記の内容を書いていく。

 

22: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:47:30 ID:lCA
10/16
彼女に昨日は何時の電車で帰ったか聞くと、家の鍵を忘れたので遅い列車で帰ったという。

 

25: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:49:24 ID:lCA
10/17
今日から試験が始まる。
朝彼女と一緒の列車になった。
寝不足らしい

 

26: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:50:37 ID:lCA

10/18

朝の列車で彼女がうっかりペンを落としてしまう。
探しても見つからなかった。

↑後日僕が駅の落し物センターで見つけて渡してあげた。

 

27: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:52:30 ID:lCA

こんな感じの関係が10月の終わりくらいまで続いた。

そして、11月の頭に少し面白いことが起こる。
僕は昔から戦跡だとか廃墟だとかに興味を持っていて、家から50kmほど離れた場所に、日本海軍の戦跡がある島があるのを知っていた。
彼女にそこの話をすると興味を持ったらしく、連れて行くことになった。

 

28: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:54:41 ID:lCA

駅前の港からフェリーが島まで出ていて、昼前にフェリーに乗って島へ行った。
そこでいろんな戦跡を眺めて回った。

ところが、夕方5時になって帰ろうと思うと、ちょうど祝日でフェリーの最終便が行ってしまった後だった
土曜日と祝日が被ってる日で、僕が時刻表を間違えてしまったのだ。

 

29: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:56:09 ID:lCA
その島は小さな島で、半日あれば島を一周できるようなところだ。
そして陸から4kmほど離れている。

そして、無人島だった(管理人さんはいるかも)。
無人島に男女の学生で二人っきり、すごい状況になったなと思った。

 

30: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:57:20 ID:lCA
彼女はずっと親に黙って家を出てきていたので、帰りが遅くなることを心配していた。
僕はその時どうやって島から脱出できるかばかり考えていた。

 

31: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)14:58:56 ID:lCA

島に公衆電話があったので、そこで彼女は親に友人の家に泊まることになったと連絡した。

普通に考えるとおかしいことだが、なぜか彼女の親はあっさり了承した。
僕の親は結構大雑把なことがあるので、

島に一人取り残されたと嘘をつくと、「アホじゃんww」みたいなノリで返された。

 

32: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:00:31 ID:lCA

結局二人で島に泊まることになった。
キャンプ場のようなところに簡易宿泊用の休憩所があったので、そこに二人で並んで寝ることになった。

海の真ん中の島で見る夜空はめちゃくちゃ綺麗だった。

僕は空を見ながらずっとお昼に島の歴史博物館で見た日本軍の兵隊の話だとかばかり考えていた。

 

33: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:01:26
四円

 

34: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:02:51 ID:lCA

夜、突然彼女が僕の方を突く。
どうしたのかと聞くと、トイレはないかと聞かれた。

女の子と外に出たことがなかったのでうっかりしてしまっていた。

すぐに島の散策マップを取り出し、暗闇の中トイレの位置を確認した。
彼女は一人で行ける言い張ったが、何と無く心配だったので一緒についていくことにした。

 

35: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:04:53 ID:lCA
トイレは宿泊施設よりもだいぶ離れた場所にあった。
二人で歩く中、彼女は突然、

「実は今日生理なの」と漏らした。
僕は驚いて、気づいてあげられなかったことと、
気を配ってあげられなかったことに後悔した。
彼女いわく生理不順で、本当なら今日は違うはずだったのに、
突然前日に来てしまったらしい。
いくことを楽しみにしていたから、今更断ることもできないとやって来てしまったらしい。

 

36: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:06:06 ID:lCA
後から考えると、僕にセ○クスを強要されないために予め手を打っていたのかもしれない。

 

37: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:06:58 ID:lCA
結局その島での一夜は何もなく過ぎた。
次の日の朝、一番早いフェリーに乗って港まで帰り、彼女と僕はそこで別れそれぞれの家に帰った。

 

38: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:07:47
ほうほう

 

39: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:08:07 ID:lCA
聞いてくれている人、本当にありがとうございます。
更新が遅くなってしまうのが申し訳ないです。

 

40: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:09:54 ID:lCA

12月に入り、なんと彼女が僕の家にやって来た。
僕が新しいコンピューターを導入した話をすると、興味を持ったみたいだったので誘ったのだ。
彼女は駅から家まで歩く間、ずっと他の同級生に見つからないかとばかり心配していた。

(実は近所のファッション店でイベントがあり、そこへいく同級生から何度も目撃され、次の日に噂が広まっていた)

 

41: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:11:00
ゆっくりでも良いよ

 

42: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:12:51 ID:lCA

ここまでで彼女の状態まとめ

好奇心はある(僕がした話に興味を持ってくれ、続きがきになる)
自分から絶対に話しかけてくれない
自分は全く可愛くないと思っている。
驚かない(クラスで彼女へからかいのドッキリを仕掛けたらしいが全く無反応だったらしい)
泣かないらしい
怒らないらしい
表情がほとんどない

僕が話してると、「今なんて言った?」みたいな感じで話を遮ることがある

 

43: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:15:37 ID:lCA

ここら辺から彼女の異常さが際立って来る。

まず、友人が一人もいないこと。
僕以外の人間とは一切会話をしないこと。
昼飯を食べない←学校に食堂があるが、利用してないので質問すると、何年も昼飯は食べてないらしい。
親から通学や昼飯用の金がもらえない←結構心配だった
人の顔が見れない←何か理由があるらしく、ずっと下を向いている

 

44: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:17:50 ID:lCA

僕は彼女のことが少し心配になって来た。帰りの電車の中で、
「家族はいるの?」と聞くと、弟がいるらしい。

地元の中学校に通っているらしく、僕の友人のクラブの力を使って調べてもらった。

彼女弟スペック

イケメン プレイボーイ ちょっとチャラい
成績優秀
運動神経抜群
食欲旺盛

らしい。彼女と真反対だ。

 

45: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:19:31 ID:lCA
そして弟の存在がわかったことで、僕は彼女の住所と電話番号を入手する。
(クラブの名簿に弟の名前であった)

 

46: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:19:57 ID:lCA
かと言ってストーカーになるつもりはなかったので、年賀状を送ってやろうくらいの気持ちでいた。

 

47: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:21:21 ID:lCA

その間も、ずっとなんで彼女がそこまで無口で、人と関わろうとしないのかが気になっていた。
そして、よくおしゃべりだと言われる僕の話を黙って聞いてくれて、一緒にいてくれる彼女のことがだんだん僕は好きになって来た。

そして、ついに告白することを決意した。

 

48: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:23:02 ID:lCA

人と関わるのが嫌いという彼女のことだから、絶対に降られる、
それどころか今後口も聞いてくれなくなる(まぁいまでも十分何も話してくれないんだけど)
その可能性はあった。
でも、この気持ちを伝えようと一度思ってしまうと歯止めが効かなくなった。

僕は彼女に連絡を取って、夜の街のイルミネーションを見にいかないかと誘った。

 

50: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:24:04 ID:lCA
彼女は約束の時間にきちんと来てくれた。
ファッションに全く興味がないと言っていたのに、

とてもおしゃれな格好をしていた。
聞くと、親と悩んでわざわざ服を揃えたらしいのだ。
僕はいけると確信した

 

51: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:25:39 ID:lCA

特に取り柄もない田舎町だったが、活性化のために公園のイルミネーションだけは派手だった。
僕はそこで彼女に告白をした。

以下僕の告白を聞いた彼女の長い話

 

52: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:28:33 ID:lCA

私といてもしんどいだけだと思います。
私は、一度精神的に死んでいます。

ここにいるのは、ただの抜け殻です。

私は、小学生の時に兄の自殺を目撃しました。
いつものように学校から帰って来て、(兄と弟と同じ部屋だった)
兄は二段ベッドの上にロープをかけてで首をつって死んでいました。
弟は私より早く帰宅しましたが、

友人と遊びに外へ出ていて知らなかったそうです。
両親は共働きでした。

 

53: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:31:06 ID:lCA

兄は中学生でしたが、ひどいいじめを受けていて、ついに死を選んだのです。
とても優しく、話すことが大好きな兄でした。
その性格がたたって、クラスのいじめの標的になったのだと思います。

でも家では絶対に苦しい顔を見せませんでした。
そして、最後に壊れてしまったんだと思います。

その後私がどう行動したかは覚えていませんが、兄の死によって私たち家族から何かがなくなってしまったのは確実です。
私は強いショックのせいで、精神を病み、両親も深く傷つきました。
弟だけは自体を把握しきれていないようで、いつも通りの生活をしていました。

 

54: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:33:32 ID:lCA

両親はショックのあまり病んだ私よりも、まだ何もわかっていない弟を優先して育てました。
私はとても寂しい思いをしましたが、確かに病んだ娘よりも可愛い弟の方に目が行くのもわかります。

私はその後兄が自殺したという噂を近所で流され、学校でもいじめられ、うつ病を発症しました。
当時は小児鬱という存在は知られていなかったのですが、苦しんでいる私を見た祖母が知り合いの精神科のところへ連れて言ってくれました。

 

55: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:34:58 ID:lCA
私は家族から引き離され、精神病棟に入院し、そこで小学低学年から高学年まで3年ほど生活しました。
そこでたくさんの看護師さんやお医者さんから話を聞かされ、何度もカウンセリングを受けました。

 

56: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:37:22 ID:lCA

いまでもそれは続いています。
私は中学に上がる時に一応小児鬱から脱したのですが、

中学の勉強についていけなくなり、また学校を休むようになりました。
そこで緘黙症を発症しました。

その後家で独学で勉強し、なんとか高校へ上がりました。
私が無口だったり、人と話すのが嫌いなのはこのせいです。

 

57: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:38:04 ID:lCA
だいたいこんなことを言われた。
僕はあまりの重さにショックを受け、立ち尽くした。

 

58: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:39:09 ID:lCA
なんて言っていいか分からなかったけれどとりあえず何か話した気がする。覚えていない
(恥ずかしかったんだと思う。日記にも書いてない

 

59: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:40:47 ID:lCA

でも、僕は頑張って「確かに君といてしんどいと感じる人はいると思う。でも、僕はそうは思わない」みたいなことを言った。

彼女は軽くうなずいただけだけど、表情が軽くなっていた。

 

 

60: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:43:11 ID:lCA

イルミネーションのある公園から彼女を家まで送ってあげる途中、僕のことは考えなくていいから、きみは、僕と付き合ってくれますか。
ともう一度質問すると、あなたが問題ないなら、と返事をもらった。

ここまで重たいとは正直思ってなかったけど、それでもOKしてくれた彼女にとても感謝をしている。

 

61: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:44:39 ID:lCA
その後半年くらい、その重たい告白を忘れたように付き合った。

 

62: ◆QbHgGe9ZG. 2017/12/31(日)15:45:11
紫煙

 

63: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:45:52 ID:lCA
高校二年の夏になって、彼女が突然学校にこなくなった。
今までは貧血で倒れても学校へやってくるような子だったのに、どうしたのかととても心配になった。

 

64: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:46:45 ID:lCA
彼女の家を知っていたので、電話をかけたが、使用されていない電話番号とでた。
世界の平均気温が10度下がったみたいに一気に背筋が凍った。

 

65: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:47:39 ID:lCA
次の日学校帰りに彼女の家に行ってみた。
案の定そこにはもう家は無かった。
彼女は僕に一言も何も言わずに姿を消したのだ。

 

66: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:49:06 ID:lCA
まだツテはある。僕は友人に頼んで、彼女弟の転校先を調べてもらった。
案の定彼女弟は友人に連絡先を言いふらしていたらしく、すぐに転校先は見つかった。
転校先は200km以上離れた九州だった。

 

67: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:49:51 ID:lCA
何をしていいのかわからない喪失感と絶望感が全身に広がった。

 

69: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:52:35 ID:lCA

僕は貯金を切り崩し、大学のオープンキャンパスだと嘘をついて九州へ足を運んだ。
少々手荒だとは思うが、弟君の転校先の学校の校門前で弟君を待ち伏せした。
僕は校門を出てきた弟君に声をかけた。

「キューピーサラダドレッシングのものですけど、サラダにかけるドレッシングの話で、あなたのお姉さんに用事があります。申し訳ないですが、どちらにおられるかご存知ないですか」

 

70: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:53:45 ID:lCA
弟君はキョトンとしていたが、僕の顔をまじまじとみた後家に来るように僕に言った

 

71: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:55:11 ID:lCA

家に上がった後、僕は仏間に通された。
仏壇には、彼女の写真が飾ってあった。

何かできの悪い芝居を見させられている気分だった。
お母さんがジュースを持ってきてくれた。

 

72: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:56:54
えっ・・・

 

73: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:58:16 ID:lCA

彼女がどうして死んだかは僕は聞かなかった。
聞けなかった。

お母さんに僕が彼氏だったことを伝え、だいたい今までスレに書いてきたような内容を話した。

お母さんは淡々としていた。
今まで娘に仲良くしてくれていたこと、娘が他の人と話せるようになっていた
ことについてお母さんは義理的にお礼を言った。

帰りに九州土産(何だったかは忘れた。果物だったと思う。)をもらい、家を出た。

 

74: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)15:59:25 ID:lCA
家から駅に向かって歩く途中、彼女との会話が一気に頭に蘇り、涙がとめどなく溢れた。
僕は道の途中でしゃがみこみ、土産の入った袋を持って全力で泣いた。
大声をあげて、歩道の真ん中でしゃくりあげた。

 

75: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:00:32 ID:lCA
家に帰り、親からは当然オープンキャンパスのことについて聞かれたが、適当に返事して部屋にこもり、
放心状態で天井を眺めていた。

 

76: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:02:11 ID:lCA

僕は無気力状態になり、結局学校へ出席日数ギリギリで出席し大学受験も適当に志望校の数ランク下の大学に入り、
抜け殻のような状態で生活していた。

はじめて彼女がどういう気持ちだったかが理解できた。

 

77: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:04:28 ID:lCA
ある日家でダラダラ昼過ぎまで寝ていると、親に叩き起こされた。
電話を渡された。
「すみません、あの私九州の〇〇です。僕様でしょうか?」
苗字が聞き覚えがあった。

 

78: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:05:25
最後まで頼むンゴ

 

80: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:06:18 ID:lCA
>>78
了解です。ハッピーエンドにはならないかもしれませんが・・・・

 

82: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:07:45
>>80
もう泣きそうだわ

 

79: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:05:52 ID:lCA
死んだ彼女の家から電話がかかって来ていたのだ。僕は一気に頭が冴え、また少し涙が出た。
お母さん曰く、娘の遺したものがあるから渡したいのだが、住所が離れているので郵送でいいだろうかと言われた。

 

81: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:07:43 ID:lCA

僕はもう一度彼女の仏壇に手を合わせたかったのでこちらから向かうと言って、その日のギリギリの新幹線で九州へ向かった。

家への道順がよくわからなかったので弟君が案内してくれた。
弟君はいつかの僕と同じような年齢になっていて、
当たり前だけど、その時の僕より、今の僕よりもしっかりしているように見えた。

 

83: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:09:29 ID:lCA

家に上がると今度はお父さんもいて、ご両親で迎えてくれた。

僕は応接室へ通され、お母さんから小さな手帳を手渡された。
見覚えのある手帳だった。

それは僕たちの学校が迷走していた頃に、学年で取り組んだ手帳で、日々の日記をつけるものだった。
よくあるようにその習慣は数ヶ月で滅んでしまったのだが。

彼女は真面目な子だったので、習慣が滅んでもその日記をつけ続けていたらしい。

 

84: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:10:54
 

 

85: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:11:15 ID:lCA
これです!!!まさにこの通りです!!!!いま見ても思い出す・・・・

 

86: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:12:59 ID:lCA

そこには、今までなんども見て来た彼女の薄く消えそうな文字がびっしりと並んであり、その日の出来事と感じたことがたくさん書いてあった。

もちろん僕のことについても書いてあった。
はじめ話しかけられたときは怖くて、おどおどしてしまったけど、
自分が笑うのが好きみたいで、私が笑うと上機嫌に雑学を披露してくれるみたいなことが書いてありました。
僕は途中から涙が溢れて、止まらなくなって、はちきれそうでした。

手帳に涙のシワがつくのが嫌で何度もメガネを外して目をぬぐい、溢れた涙がソファーに何粒も落ちました。

 

87: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:16:53 ID:lCA

僕が泣きながらページを食っているのを、お父さんは見ていたと思います。
お母さんは僕につられて涙いっぱいの顔だったと思います。
弟君は部屋にいませんでした。

日記のページが終盤に差し掛かるに連れ、彼女は
「自分がこんな精神状態だから相手は辛い思いをしているに違いない。
私にも何か話せることがある」
とか
「今日の会話は私の興味ある内容だったのに、一言も話せなかった」
とか書かれてあった。

僕は知らない間に彼女に対しても負担になっていたことに気づいた。

 

88: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:17:36

 

89: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:18:08 ID:lCA

彼女の誕生日に僕が文房具セットを渡した時のページで、彼女は

「僕君には申し訳ないくらいたくさんして貰ってるけど、でも嬉しい」

って書いてあった、声が漏れて泣いた。

 

90: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:19:16 ID:lCA

問題の彼女が学校にこなくなった日、日記は前日の夜で終わっていた。
「今日は僕君と会えなかった。早い時間帯の列車に乗ってしまったから、僕君は学校で私を待ってるんじゃないだろうか」

と書かれてあった。

 

91: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:23:34 ID:lCA
彼女は車両事故で亡くなった。
駅に向かう坂の途中、横から出て来たダンプに引かれたらしい。

いつもは朝遅い列車で行く彼女が、一本早い列車で学校に向かう理由は、いつも早い列車で行く僕に会うためだろうと想像した。
前日何も言わずに早い列車で帰ってしまって、学校で僕君を待たせてしまった。
申し訳ないから
朝は僕君に会おうと思って、その日だけ早い列車に乗ろうとしたのだろう。

 

92: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:24:36
泣ける

 

93: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:24:59 ID:lCA

彼女は低血圧で朝がとても弱かった。
そんな彼女が一時間早く家を出たら、注意力も散漫になるはずだった。

僕はお父さんから話を聞きながら、ずっと泣いていた気がする。

少し落ち着いてからお母さんが前飲ませてくれたジュースを持って来てくれた。

 

94: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:26:03 ID:lCA

気分転換にと配慮か、彼女家族は僕に対していろいろな話題を持ちかけて僕をほぐそうとしてくれた。

元からおしゃべりな性格の僕は少しづつ彼女家族に慣れ、涙も止まり、近況報告のような話になった。

 

95: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:27:13 ID:lCA
着いたのが朝で、結局昼過ぎまで話し込み、家を後にした。
帰りの列車の中で手帳をパラパラとくった

 

96: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:27:50 ID:lCA
映画でよくあるみたいに、最後のページにメッセージが、と思ったけれどそんなことはなく、手帳は日々の日記以外何も書いてなかった。

 

97: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:30:33 ID:lCA

列車の中で時間があったので、家で読めなかった真ん中あたりの日記を読んでいると、僕の家にきた時のことが書いてあった。

「今日は僕君の家に行った。僕君はPCに詳しくてリンゴのPCを貸してくれた。家のPCとは違うって話をたくさん聞かされた。こっそりメッセージを書いておいたけど、見つけられるでしょうか。」

とあった。
僕は頭をハンマーで殴られたように衝撃をうけて、家に一瞬でも早く帰りたいと思うようになった。

あの後おそらくMacBook初期化していないはず。
多分彼女のファイルも残っているはず、残っていてくれと願った。

 

99: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:33:11 ID:lCA

家に帰り、すぐPCを立ち上げファイルを探した。
よりによって僕が撮った彼女の写真ファイルの一つに入れてあった。

彼女が亡くなってから僕はそのPCを触るのをためらっていた(ましてや彼女の写真ファイルを開くことなんてあるわけがない)ので、見つけられなかったのだ。

以下に彼女の文をのせる。

 

100: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:39:25 ID:lCA

私はずっと無口で人に話しかけられても上手に受け答えができず、友達もできませんでした。
でも、僕君は今季強く(しつこく?)話を続けてくれました。お互い辛いことはあったかもしれないけど、僕君に出会えたのはよかったことなんだと思えます。

今日帰りのホームルームで先生が隣の席の子のいいところを10個見つけられるかと言われました。
隣の席の子のは見つけられなかったけど、(そもそもどんな人が座ってるかもあまり知らない)僕君のはすぐに10個見つけられました。
僕君は私のいいところなんて100も200も見つけられると
この前言っていたので、さすがだなぁと思いました。

もしまだこんな風になる前の私だったら、私は僕君にもっと親しくせせれたと思います。
でも今の私にはこれが限界です。僕君はそれがわかってくれていると思うので、こうやって書いてみます。
(瓶に詰めた手紙を海に放るみたいで素敵ではないですか)

小学生の頃の私ならば、多分僕君のことが好きになっただろうなぁと思います。
今の私にはそこまで思う
感情は残念ながらないです。
ごめんなさい。
でも治らない病気じゃないので、大きくなったら、
僕君のことが好きになっているかもしれません。
その時には、またこうやって私に話しかけてくれませんか?

 

102: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:42:26 ID:lCA

創作だと思ってもらって全然構いません。
創作の方がよっぽど楽です。
でも、僕は人一倍
何かを学んだような気がします。

彼女のファイルは個人名とか色々入っていたので僕が要約してまとめているので、ちょっと違いますが、大筋はこんな感じです。

この文を読んで、僕は少しづつ前のように元気を持って生活してみようと思って、高校の頃のPC部の連中と連絡を取り始めました。
相変わらずPCの趣味の方はみんな続けてるみたいで、時間をかけて僕は解凍された気がします

 

103: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:43:58
切ないな

 

104: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:44:05 ID:lCA

以上で僕の話は終わりです。
ちなみに今は彼女はいません。

ここまで聞いてくださった方、本当にありがとうございました。
年末に何かやっておこうと思い、初めての書き込みでしたが、結構疲れますね。

もう少し反応があるかと思いましたが、一人の人にでも聞いていただけたならありがたいです。

ありがとうございました

 

105: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:45:50
イッチ乙

 

107: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:49:23
まとめサイトに載って色んな人が読んでくれると思う

 

108: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:50:12 ID:lCA
>>107
BgYさん、本当にありがとうございます。
誰も読んでくれないんじゃないかと思ってましたが、とても救われました。

 

109: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:50:59
読んだよ
終わったことだけじゃなくてもっと今の1の気持ちとか知りたい

 

110: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:52:25 ID:lCA

>>109
そうですね。付き合ってた時はものすごく好きすぎて何も考えてませんでしたが、
振り返ってみると彼女の負担になったところがあるなぁと思ってばかりで、いまでも後悔することは多いです。

でも、言い方は悪いかもしれませんが、彼女が私のようにはなるなと言っていうような気がして、今は少しでも楽しんで生きていこうと思っています。

 

111: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:52:29
つかぬことを伺いますが
一人称が違うのは何でですか?

 

112: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:53:04 ID:lCA

>>111

日記をコピペした部分があるからだと思います。
日記の時はその時の気分で俺と僕を使い分けているので・・・・

 

113: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:55:25
ダンプに巻き込まれるとはまたレアだな

 

114: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:56:59 ID:lCA

>>113

すみません、本当の事故の内容を書くとバレる可能性があるので、そこらへんの細かいところは変えてあります。
正確にはダンプじゃないです。

 

115: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)16:59:35
あー変えた宣言したら話に信憑性がなくなっちゃうよ

 

116: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)17:07:06 ID:lCA

>>115

ごめんなさい~始めて書き込むので、全く右も左もわからないのです
ただ、誰かに信じてもらいたいというよりはみてもらった方が嬉しいです。
嘘や釣り認定された方が
僕としても楽なんですけどね・・・

 

118: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)17:09:17 ID:lCA

それでは、こちらのスレの方は離れさせていただきます。

みなさん、良いお年を・・・

 

119: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)17:24:19

 

120: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)19:23:29
終わったのか、年内に吐き出せてよかったな

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転載元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1514697484/

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